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むだのない家の建て方

家を建てる際に考えたこと

我が家全景
 我が家では平成10年の秋にセキスイハウスで家を建てました。不便なところはできるだけ改良して自分や家族が納得できるようにしたい。でも費用はなるべくかけたくない。この相反する要求を満たすには、とにかく工夫して無駄を省き、その分を必要なものに振り向けるしかありません。実際にそこに住む人、費用を負担する人の立場から、建築にあたって考えたり悩んだりしたことをまとめてみました。よく家作りは二度三度と建て直してやっと満足のいくものが出来ると言われますが、我が家では今のところ後悔しているところはありません。やや独断と偏見に満ちたところもありますが、「これから考える」方々に、予備知識や参考になる部分もあるかも知れません。


 
対面キッチン?  この実用性なき流行
トイレは  妙に細長い男性用と女性用トイレが並んでいるのはムダです
洗濯流し  すぐに用途が思い浮かばない人は、家事への積極的な参加が足りません
ルールバルコニー  バルコニーは物干し場? 空中庭園へどうぞ。
階段  「階段落ち」役者にならないために
屋根裏収納  「蔵のある家」よりも、デッドスペースを有効利用してみては?
換気  常時換気でも、お任せではなく工夫のしどころがあります
冷暖房  最も効率の良い冷暖房は何でしょうか? セキスイおすすめの全館暖房は…
配線・配管  台所ではどんな器具が電気を使うのでしょうか 知らないと大変
屋根  雪はどちらに落ちてゆきますか?
出入り口と開口部  大きな2枚戸が流行ってますが、実用上の不便は無いのでしょうか
照明  来客の顔を照らし返す明かりは玄関灯にふさわしいでしょうか
ウォークイン・クローゼット  一見スペース効率が良さそうですが実は…
浴室暖房乾燥機  こんな便利なものもあります
外周りについて  流行りは飽きる。 横縞と縦縞のフェンスがありますが…
その他いろいろ  地震報告  蛇口の改良
FAXを買おう  まさに百聞は一見にしかず


1階平面図


2回平面図

●対面キッチンはほんとにいいの?

○あなたのリビングとダイニングは広さが有り余っていますか?

 今時の住宅では対面キッチンじゃないと売れないんだそうです。対面キッチンでは、当然部屋の中央に向かってカウンターが張り出して、それに加えて食卓テーブルを置けばさらにせまくなります。それじゃ、ずっと少人数家族でいて、広さに余裕があるのでしたらいいのでしょうか。いわく、「料理や後片付けをしながら家族と対話ができる」ことは一番大切なことでしょうか。一人で一生懸命食事の準備をしているお母さんと、テレビを見ながらお皿をたたいている子供。なんかちがうんですね。本当に家族の思いやりとか成長を願うのだったら、子供も一緒にお手伝い後片付けをするようにしたらどうでしょうか。つまらない流行のためにもっとも重視するべきスペース効率を犠牲にしていませんか。
 
同じような流行に居間から2階に上がる階段があります。暖房との兼ね合いはよく検討しましたか?暖気が階段を通ってみな2階に行ってしまいます。この対策をしないと寒い、又は経費が増大します。
 「今までと違う流行のスタイル」はただはやっているから真似をするのではなく、自分の生活実態とよくすりあわせるべきでしょう。


○キッチンで他に気をつけることは

 電気器具はどうでしょうか。意外と台所では大きな電気を使うのです。電子レンジ・炊飯器・冷蔵庫・オーブン・トースター・ミキサー・食器洗い器。消費電流の大きな器具は分電盤から分けた専用のコンセントが必要ですオーディオ機器やパソコンと違って、熱を発生する器具は電気を多く使います。
 収納は十分ですか。何人家族でどれだけの食器を使いますか。お客さんが来たときは何を使いましょうか。冷蔵庫を置く場所は?右利きのドアの冷蔵庫を左隅に置くことになりませんか?冷蔵しなくてよい食品を置く場所はありますか。ワゴンテーブルに満載にして部屋の隅に置いてはかわいそうです。
 リビングとの境はどうしましょう。食事時間にお客さんが来たら間仕切りを素早く引いて家族の食事を済ましてしまいたいですね。子供が友達を連れて来て自分たちだけでお菓子作りをするときにも、お互いに遠慮なくくつろいで自分のやりたいことに没頭できます。帰りが遅くなって
一人で食事をするときも仕切りを開けておけば孤独ではなく食事画出来ます。暖冷房も必要に応じて効率的に使えます。明かりが取れるようにカスミガラスの面積が大きな引き戸がいいようです。でも小さな子がいる場合は引き戸に指を挟んだり、ガラス面におもちゃをぶつけて割ったりしないか気をつけないといけません。

○換気扇は

 我が家では魚を焼くことが多いので油煙が多く出ます。この油煙をうまく取り除く機構が換気扇の吸い込み口に備わっていて、二重のアルミ格子が左右の吸い込み口についています。つかまった油分は各格子内部を下のほうへ垂れて行き、最終的には取り外し洗浄可能な受け皿に溜まるようになっています。格子自体は油煙だけなら詰まることは無いようなのですが、綿ぼこりなどの繊維分が混じると1〜2年で詰まって音がうるさい割には吸わなくなります。取り外しは簡単で素手で分解できますので掃除に挑戦してみました。お湯や台所用洗剤も試したのですが、良かったのは灯油です。格子を浸せるような平らな容器に入れて歯ブラシを使用して洗い落とします。写真の右側が掃除後。左が掃除前です。実はこれは汚れの酷くない内側の格子ですので、目詰まりしている部分は70%くらい閉塞していました。 便利にはなっていますが、最後は手をかけてあげないとうまく機能維持できない部分が結構あります。

●トイレ

○やっぱり小便器がほしい

 男性はやはり専用の小便器がほしいですね。家は数十年以上の単位で使うもの。家族構成の今後の変化や年齢の加算までの将来の可能性を見据えて、中途改造が適しているのか、初めから作り付けておくのか決めたい。「専用便器を付けるとなるとトイレが2部屋となるし、2階にも付ければ3部屋。そんなにトイレばかりに場所を取っていられないよ」…もっともです。私が見学したお宅でも、レイアウトの関係で妙に奥行きの細長い男性専用トイレを配置した家もありました。そこで勧めたいのが、やや広い一室に大小兼用便器と小用便器を2つ取り付ける方法です。これだとドアは1枚ですむし、介助が必要なときも介助者が作業できる余裕が生まれます。あまり場所を取りたくなければ細長いスペースに向かい合わせで2種類の便器を付けてはどうでしょうか?

○手洗いはどうするトイレ1階

 兼用便器に手洗いが付いているタイプもあり、スペースと金額の節減に役立ちます。でも専用の手洗い器もちょっとした汚れ物を洗ったりするのに、トイレ内にあると便利です。最近の衛生機器メーカーのカタログを見るとカッコよくて高価な器具がこれでもかと並んでいます。安くてよいものはないのか?…ありました。昔ながらの機能的な衛生水栓。蛇口を閉めるときにまた汚れが付いてしまうことのないように、小さなシャワー状の出口の下に止水ハンドルが付いています。これならしっかり洗う気になります。カタログは頼めば見せてくれますので、組み合わせを考えながらゆっくり水回りの器具を選ぶのもおもしろいですよ。

○便器選びの要領は

 水洗式にするかどうかが先ず分かれ目になります。下水道の処理区域になっているか又は浄化槽を使う場合には当然水洗用の便器になります。また、現在は下水道が入っていないけれども、2〜3年のうちに入れそうだという場合には、簡易水洗と水洗の兼用便器も発売されているので、短期間汲み取り料金が高くなりますが、改造費用が少なくて済みそうです。
 大小兼用便器を機能で分類すると、流下方式・暖房便座・おしり洗浄の有無・乾燥付き・手洗い付き・脱臭付き・フタと便座の自動開閉・凍結防止方法・色・排水方向…などなど多くの種類があります。自分にとってどれが必要な機能なのかしっかり見定めて選ばないと、全てに最高の機能を持たせようとすると当然価格も高くなります。便器一個の定価が30万円なんてのもざらです。我が家で採用した機能は暖房便座とおしり洗浄だけにしました。

○トイレの床は

 こども・老人・病人などいろんな使われ方を想定して、床は全面洗浄可能なタイル張りにして、排水口を設けました。中が「修羅場」になっても安心です。注意点としては、入り口に段差が無いので洗浄時には外に漏れださないように気を付けます。室内の配色は白からベージュ系で上から順に暗くなるように配色したつもりですが、床のタイルはもっと暗い色でも良かった気もします。床が白っぽいと毛髪などのゴミが目立ちます。タイル目地も台所で採用したように始めから暗い灰色等のほうがよかったかな。残念ながら2階のトイレの床は施工上の困難さからタイルの採用は見送りました。

○換気は

 セキスイハウスでは全館常時換気がなされていて、トイレにも吸い出し口が付いています。しかし一般のトイレファン程には強力でないので、瞬時に匂いを消したい場合には、専用換気扇を設置するか、便器を脱臭式(活性炭フィルターを通すのが主流)にするのが良いと思われます。窓を開ける手もありますが、気流の向きに気をつけないと室内に臭気が逆流することがあります。

○安全対策や収納は

 一階は手すり付きでドアは車椅子も入れる幅のものを付けました。ドアは内部で倒れた場合でも助けに入られるように、外開きが基本のようです。ペーパーや洗浄用具を置くための小さい収納設備が必要です。トイレはほっと一安心できる個室です。永く座っていても快適なように雑誌を広げられるくらいの明るさとスペースがあればいいかな。

●洗濯流し

○何を洗うかって?
  (写真左奥が「洗濯流し」)                         

 すぐに用途が思い浮かばない人は、家事への積極的な参加が足りません(失礼!)。今は紙おむつが全盛ですが、子どもが小さいうちはどうしても汚れ物を洗う機会が多くなります。学校に通うようになって毎日靴下を真っ黒にして帰ってきます。クラブをいっしょうけんめいやればウェア類は毎日泥だらけ。介護が必要な場合はどうでしょうか…。
 
我が家でも改築前は外に流しを置いて洗っていました。でも。冬は寒いし、凍ってしまう。夏はいいかというと、蚊に刺される。暗くて汚れ落ちがよくわからない。お湯は出ない。洗剤を置く場所もない。お風呂場で出来るじゃないかとも思われますが、家族が多いと同時作業ができないし、前かがみで不必要に疲れます。 屋内に洗濯流しを付ければこれらの悩みは一挙解決です。
 注意点は… セキスイ純正部品の「洗濯流し台」は病院などにあるタイプで、底が斜めだし、バケツを置く場所もないし、狭い、小さい。 つまり役に立たない。そこで、ごく普通の流し台を持ってきて取り付けてみました。前の家で使っていた中古品ですが、快適です。 設置時の注意としては、お湯が出る蛇口がほしいのですが、その高さを低くするとバケツが入りません。流し台の高さと使用する器具の大きさを想定してから配置を決めたいところです。
 家を支える基礎的な機能にも目を向けて、家事が楽しくなるような配慮をしましょう。それは自分を含めて作業をする人への思いやりです。カッコだけでは裏側でひずみを生じるのです。

●ルーフバルコニー

○何に使うか

 物の本によると、物干しとしての利用が一番多いそうです。またそれ以上の用途に使えるバルコニーはあまり無いということです。せっかくだからビアガーデンをしたり、テントを張ってみることが出来るくらい、奥行きもとりました。ただしこれも値段が高い。手すりだけでも1mあたり六万円もします。迷ってしまうところです。結果は、我が家の空中ビアガーデンで周囲の山々を眺めながら飲むビールの味に勝るものはありませんでした。
  4人がけのレジャーテーブル椅子が3組と、バーベキューコンロ、配膳テーブル等を置いて余裕です → 

 次に有効な利用方法は布団干し。手すりにかけるだけで一度に10枚程度の布団が干せます。取入れも簡単です。そして大きなシートの洗浄。子供のクラブで使った大きなブルーシートなどは物干し竿にかけても垂れ下がって洗うのが大変です。清潔で広い床のあるバルコニーはうってつけでした。

 新築なされた家の殆どは、入居当初は雨模様の日に洗濯物を干す場所として軒下を使っているようです。そのためにも物干し竿をかける器具は必要です。高級マンション等では外から洗濯物が見えるような干し方は禁止という所も有るようです。そのようなところではフェンスの内側に専用の器具を取付けて、手すりよりも高くならないように竿をセットする器具を利用するようです。バルコニー部分の廂の延長も考えましたが、社外品を使用しても取付が困難ですし、屋根の勾配からいって、うまくまとまりません。

○もう少し工夫すれば…

 もし水道設備を取り付ける余裕があれば、バルコニーにあれば最高です。流行のガーデニングも簡単。ビアガーデンでのちょっとした洗い物、前記のシート洗い等々に大活躍します。マル秘…我が家ではバルコニーの排水雨樋の中に細いホースを通して、1階の散水栓につないで水道を引き、使っています。

●階段

@斜め曲がりの階段をやっつけろ!

 家のなかでの怪我がいちばん多く発生するのは意外にも居間なのだそうです。床にあるものにつまづいたりするそうですが、いる時間が長いので事故発生率も高くなります。でも利用率の割には怪我が多く、重大事故になりやすいのが階段ではないでしょうか。危険な階段の条件は、長いこと・急なこと・斜めの段があること・手すりが無いこと・滑りやすいこと・暗いこと等が考えられます。私もはじめは斜めの段(階段の曲がり部分で45度や30度位に切った段差)を無くすために、一階から二階まで一直線の階段を考えました。これを実現するために某メーカーと相談したところ、構造上の制限で東西方向にしか設置できないとか、割り増し費用がかかるとかいうこともありました。この一直線の階段というのがよく調べてみると危険度が高い。時代劇の階段落ちではありませんが、上で転ぶと下まで一直線にゴロゴロ。脊髄損傷の危険性大です。階段の途中に平らな踊り場を付けて、さらに直角に曲げることで一度転倒しても短い距離で止まることが出来ます。年配の方でも昇る途中で一休み出来ます。踊り場にクリスマスツリーを飾ることも考えられます。寝ぼけていても安全に下へおりて行けます。SEKISUIであれば設計の自由度が割合に高いので難なく希望のデザインに出来るようです。

A階段下収納

 掃除機や古新聞など毎日出し入れするものをしまうのに最適です。ですがメーカーにお任せにしていると、真っ直ぐに入ってゆく部分しかスペースを取ってくれないので、その奥から横に曲がって階段の下に回り込む部分まで収納に活用できればGoodです。我が家ではその部分にちょっとした収納タンスを置いています。窓が無いので照明も必要です。入り口近くに取り付けたいところですが、入り口付近はドアを開けただけで明るいので、もう少し奥に付ければ死角なく照らすことができます。ここの壁には掃除機のホースやはたきを懸けるフックを取り付けたいので、中の木材の位置を割り出すことが必要になります。

B照明

 就寝途中に起きて階段を使う場合は、天井吊りの照明を付けるとちょっと眩しくて目がすっかり覚めてしまいます。常夜灯のかわりに階段に足元照明をつけると1・2階の廊下ともほんのり見えていいです。コンセント付だと階段の踊り場に置いた装飾品や前記のツリーの電源にも使えます。明るさ感知式だと夜明けが早い季節でも無駄な電気を使わなくて済みます。

●屋根裏収納

○屋内に3坪の物置

 この収納はグルニエ、ロフト等メーカーによって呼び方が違うようですが、長く住んでいたお宅から引っ越して入居する場合には、ものすごい量のがらくた(失礼!)が捨てきれずに残ります。思い切って整理処分できればいいのですが、思い出の品々を手に取って眺める度に捨てる決意はぐらついてしまうのです。3年使わないものは捨てろとも言われますが、我が家では10年目に物置の奥から引っ張りだして使うものも有るぐらいですから、収納場所が有って取っておけるに越したことはありません。

 使用頻度はそう高くないので押し入れや壁面収納に入れるほどではないが、外の物置では埃や湿気が気になるもの…それらをしまうのには屋根裏が最適です。季節物の衣類やアルバム、古い本や教科書、引き出物でいつか使おうか迷っている鍋やタオル、マル秘の書類等々、床面積も収納場所としては破格に大きくとれるので相当な財産が入ります。

○出入りは?

 我が家の場合、出入りは梯子をかけて行います。場所はとらなくて良いのですが荷物を手に持ったままの昇降は困難なため、2人での作業となります。また2階と屋根裏の間が吹き抜けとなっていて常時開いているため、暖房の熱が上に逃げてしまいます。カーテンの仕切り等が必要となります。天井の一部を引っ張り下ろすと階段が現れるタイプも見たことがありますが、設置する場所と費用があればこれもいいかな?

○電気設備は

 照明は必要です。夏には、屋根に断熱材が入っているとはいえ熱気が籠もりますので、換気扇と、暑くなると自動で回るように温度スイッチを付けました。ところが冬に外の寒気が逆流してくることがあって、今「一方通行」にできないか部品を探しているところです。なんとなく秘密の部屋のような雰囲気があって、ついアルバムなどを覗き込んで長居してしまうのです。そうなるとコンセントもつけて炬燵など置くのもいいかも。

●換気

○SHESSU

 常時全館換気のおかげで四季を通して結露やこもった臭気は発生しません。ですがビルの空調設備等のように、各部屋からの吸気量のバランスをとったりはできません。またトイレの臭いをサッと無くしたり、レンジファンのように調理の匂いを出すまでの能力は有りませんので、その場所の用途に応じた換気が必要です。被介護者の居室等では熱交換型の換気扇が有効ですので、高価ですがお勧めします。

○給排気口の位置は

 各部屋には、外部から新鮮な空気を取り入れる吸気口と、部屋の中の空気を排出する排気口があります。吸気口の高さは2m近くあるので背の高い家具を置くのでなければ取付場所の制限は少ないようです。排気口の場所は、部屋の換気効率を考えて吸気口から離れた位置に付けました。でもよく見ると各ドアの下にも1〜2センチの隙間が有るので、そこからの空気の流通も考慮にいれた換気計画が必要なのかも知れません。

○排気口の手入れ

 天井にある排気口のカバーの中には、ほこりがダクトやファンに入り込まないように網が付いています。調理場や居室では2〜3ヵ月でほこりがたまってきますので、掃除が必要です。天井高は2.5mあるので、カバーを外して掃除するとなると、数もあるし結構大変です。そこで面倒がり屋の私がやっているのは、掃除機の先に毛ブラシを取り付けて下から吸い取ってやる方法です。若干ほこりが残りますが、簡単な方法で回数を多く清掃したほうが効果があります。逆に吸気口のフィルタは割合に汚れないので1年に1回程度の点検で済むようです。

○空調との関係

 せっかく冷暖房をしているのに、「全館換気」をしては無駄なんじゃないかとも思いましたが、他の部分の機密性が良いので大丈夫でした。ただし開放式の燃焼器具(ファンヒーター等)の使用に必要な空気を全量まかなう程の換気量は無いようです。ファンヒーターをある程度の時間使用してみたところ、頭の痛くなる人も出てきました。(詳細空調の項目参照)

●冷暖房はどうする

○「全館暖房・パネルヒーター」にすべきか?

 「快適さ」からSEKISUIさんでは暖房はパネルヒーターを勧めています。展示場等を見ても確かにどの部屋でも適温・快適でした。屋内にいるかぎり廊下、トイレ、何処に行っても安心です。高齢者が冬に気温差の大きい所へ移動して倒れるという心配も少なくなります。でもいいことばかりではありません。欠点をあげてみます。@設備設置費用が高い(金額は担当セールスの方に聞いて下さい)。A運転経費がかかる(館内全部を暖めるので当然)B冷房はできない。C放熱板設置箇所には物を置けない。
 人間にとって「温度差」は必ずしも悪いことばかりでは無いはず。皮膚に対する寒暖の刺激は自律神経を活発にするそうです。我が家の「高齢者」に相談したところ、外に出るときは寒いのだし、寒暖の差でコロリと行ったらそんないいことはない…との答でした。居間とか寝室とか必要な場所だけで暖房はよいのではないでしょうか。快適なことと健康に良いことは違うと思います。

○我が家では

 暖冷房には、エアコン3台(うち中古1)、FF石油温風ヒーター3台(うち中古2)、電気こたつ1、ファンヒーター3、を使用しています。次に個々の使い勝手を報告します。

○エアコンは
 最近性能が飛躍的に向上してきており、暖房経費は私が細かく計算したところ、灯油の2割増程度で収まりますし、能力的にも我が家では断熱・気密性が良いので、2.8kwクラスの機種一台でLDK(21畳)全体を暖めて余力があります。そしてエアコンの最大の特徴は、家庭用空調機器としては唯一冷房もできるということです。取り付け場所も天井近くの壁面で邪魔になりません。欠点としては、FFヒーターより設置費用と燃費が高い、空気吸込口の掃除が割と頻繁(2〜3ヵ月)に必要といったところでしょうか。購入の際の注意としては、エネルギー効率の良いものを選ぶことです。私が販売店で全カタログを集めて能力と効率と価格を一覧表にしてみたところ、見事に「低価格機は効率が悪い」という分類がなされました。高効率機は電熱器で熱を出すより5倍程の高い効率で熱を出してくれます。値段は張りますが電気代が安く済むので4・5年で元がとれます。また電源は100Vと200Vがあります。契約電力に余裕を持って使うため200Vの配線工事を取付予定箇所にしておくことをお勧めします。

○FFヒーターは
 ご存じのとおり壁に給排気筒を取り付けるため、空気を汚さずに高い効率で暖めることができます。注意が必要なのは燃料である灯油の補給方法です。カートリッジ方式だと灯油が無くなるたびに(ほぼ毎日)手を汚しながら補給が必要ですが、別置きタンク方式だと、壁面に設置されたコックにホースをつなぐだけで人力での補給は必要ありません。戸外に設置したホームタンクから必要箇所までの配管工事が事前に必要です。2階以上でもオイルサーバーという機械があって、自動的に各部屋のオイルコックまで灯油を配達してくれます。

○電気こたつ〜(居間の項参照)

●配線・配管

 配線や配管は後から施工するとせっかく仕上げた壁が台無しになってしまうので、多少無駄になる可能性は有っても、使用するかも知れない場所には極力施工当初から埋め込むのが理想のようです。

○電気

 コンセントは家具や器具の影にならないように位置を決めます。大きな部屋なら4ヵ所、小さくても3ヵ所以上あると使い勝手がよいです。出入り口や収納等で壁面が区切られる場合には各区切り毎に必要です。使用する器具が前もって分かればコンセントの位置や高さをそれに合わせます。調理場には大きな電力を使う器具がそろっています(オーブンレンジ・電気釜・魚焼き・トースター・ミキサー・冷蔵庫等)ので、分電盤から分けた専用の差込み口も有効です。屋外にも、温水ボイラー・冷凍庫・浄化槽・自家水ポンプ・洗濯機等に使用できる数が必要です。洗面台の形状・型式でも位置と配線方法が決まります。

○電話線

 かつては2ヵ所以上で電話を使うにはそれぞれの場所に配線を延ばしていく必要がありました。近頃の電話はコードレスが主流になっているので親機だけの配線で済みそうです。でも例外があります。パソコンにADSLやISDNのターミナルアダプタ(TA)を付ける場合には、TAのある場所までは電話の宅内配線を持っていく必要があります。電話の親機やファクスを別の場所に置く場合にはTAからさらに親機の所まで延長が必要です。最近は複数のパソコンを家庭内に設置する場合があります。LANで繋ぐにはあらかじめ「カテゴリなんとか」のケーブルを引いておく必要があります。無線LANのアダプタを付けるといろんなことが自由にできますが、まだ価格が高いようです。

○テレビアンテナ線

 テレビを使う可能性のある部屋にはアンテナコンセントを付けて置くことが当然必要になります。変わった所では、トイレや浴室、キッチン等も考慮に入れてはどうでしょうか。家庭内の多くの場所でテレビやFMを受信する場合には、アンテナを建てるにしろ、ケーブルテレビを入れるにしろ、分配器だけではなくブースターが必要です。施工担当の電気屋さんにその取り付けまで頼んでしまうのが安心です。DIYショップで購入したブースターを自分で取り付けてもうまく映りにくい場合が多いようです。 ※屋根の項も参照ください

○給水・給湯・排水配管

 当然蛇口やトイレのあるところに必要になります。屋外では後からの改造も比較的簡単にできますが、屋内は壁や基礎を貫通する必要があるため、基礎設計の時点までにプランを確定しなければなりません。老後を考えて寝室内にトイレを設置出来るように配管だけを通しておく方もいるようです。1階と2階でトイレを全然別の場所にすると、工事費が膨らみます。また万一の水漏れの際に食堂や寝室に汚水が降ってくる可能性も有ります。見積書をご覧になる際に、つい面倒になって読みとばしてしまう項目の一つに水道関係があります。蛇口や立ち上がり、給湯箇所の数、水栓器具の種類等が図面と合っているかよく見ましょう。1箇所違うだけも3・4万円です。

○灯油配管

 普通、灯油の配管を使用するのは、風呂とパネルヒーター用や床暖房用のボイラーですが、前述のFFヒーターを採用するのであれば、各部屋に燃料補給口をつけておくのがお勧めです。1階は灯油タンクから直接、2階はオイルサーバーという汲み上げポンプから配管します。銅のパイプで勿論配管は専門家によります。

●屋根

○形は?

 価格だけからみると単純な形状の切り妻屋根が安価(のはず)です。でも個人的には洋風家屋には切妻は似合わないような気がします。我が家の屋根形状決定の要件はただ一つ、隣地への落雪方向による制限でした。隣の家屋と距離が無いと、積もった雪は境界を飛び越えて、ひどいときには窓ガラスを割ってしまったりします。3方向の隣地との距離を考慮しました。前後には落とせるが、左右にはまずい。寄棟屋根ではこれは出来ません。 また屋根面積はなるべく小さい(つまり正方形の総二階に近い)ほうが経済的なのは言うまでもありません。屋根だけではなく家屋全体に言えることですが、奇妙な凹凸が多くて奇をてらったような家は、はじめはおもしろいかもしれませんが、すぐ慣れて飽きてしまうのではないでしょうか。それに床面積当たりの単価・建設費が高くつきます。資金が余っている方以外は、まず実用面を優先させてはいかがでしょうか。

○材質は?

 毎年のように世界各地の大地震が報じられています。耐震性能を少しでもアップするには屋根を軽く作ることはたいへん重要です。また落下・倒壊時の被害は耐食鋼板と比べるまでもありません。

○テレビアンテナは?

 せっかくの優雅な佇まいに、無粋なアンテナが4本の針金支線を従えて頂上に君臨する姿に違和感を感じるのは私だけでしょうか。ケーブルテレビにすれば解決しますが、車のアンテナにプリント式の物があるように、美観を損ねないで良好な受信ができるものはないのでしょうか。なければ今後の開発に期待したいところです。

●出入り口・開口部

○玄関ドアは

 断熱性や強度を考えた製品で、重量感・開閉操作・安全性等はほぼ満足です。今のところ採光性にやや不満が残ります。光を通す部分が小さいので中が暗いのです。我が家では玄関土間の脇に採光・換気を考えて窓を付けて有りますが、それでも暗く感じます。今まで住んでいた家ではほぼ全面ガラスで欄間付きだったので比較に無理があるのかも知れませんが、「これであたりまえ」にならないように、SEKISUIさんには奮闘を期待したいところです。

○入り口は玄関ひとつ?

 近所のおばちゃんが気候のよい季節にお喋りに来た場合なんかを考えると、玄関から入るよりは、和室の縁側や居間の出入口に腰掛けたほうが居心地がいいのではないでしょうか。子供たちが花火をする時なんかも居間から外の様子を見たり直ぐに出入りできる機能も大切だとおもいます。台所からの生ゴミはどこから外に出しますか。洗濯物はどこに干しに行きましょうか。近所の人や親戚・来客が気持ち良く入れる家、そこで暮らす人が不便を感じない家。それを実現するには、それぞれの生活に伴う行動の場面を思い浮かべて、必要な機能を選びだして行くのが基本だと思います。これは出入口だけではなく、家の設計全てに丁寧に当てはめて行かないと、結果としての思い通りの我が家は望めないでしょう。

○大きな2枚戸の出入口はカッコイイ?

 リビングや和室から外に出る引き戸は、大きな2枚戸にしている場合が多いようです。見栄えは良いようですが実用性はどうでしょうか。機密性がよいぶん、大きくなるほど開閉は重くなる傾向があります。開けた時の出入口は2枚戸だと端か、片側からしか出来ません。これが4枚戸になると開閉は軽いし、真ん中から開くので、腰掛けられたりして使いでは良好です。ただし適用できる幅がある程度広くないと規格品が無いかもしれません。
写真は二階寝室のバルコニー側出入り口です。

○窓の種類               

お住まいの地域がどういう防火区域の分類になっているかによって、金網入りの二重の金属サッシになるか、ペアガラスの樹脂サッシでよいか規制がかけられます。使い勝手は後者のほうがよいようです。前者は戸を2枚開けないと外気に触れられません。結露することもあるそうです。また開き方の形式が各種あります。網戸が固定で内倒し内開きのできる窓は、トイレや浴室にピッタリです。

○庇は必要か

 二階の窓は、屋根のすぐ下なので雨の入り込む心配は少なくて済みます。問題は1階の開口部です。最近建った家を見ると壁面をスッキリ見せるためかどうか、ちょっとでも雨が降ると窓を開けていられないような、窓や1階の出入口に庇の無いのっぺらぼうな壁が多いような気がします。隣家が近接していて雨が吹き込む心配が無い場合等を除いて、開けておくことが多い所には庇を付けてはどうでしょうか。我が家ではルーフバルコニーの張出を、和室縁側と玄関の庇になるようにしています。また居間からの出入口には庇を取り付けました。これに欄間付きのサッシが組み合わせできれば、夏の夜も雨や防犯上の気遣いをせずに開け放って寝られてGOODなのですが、残念ながらセキスイさんの建具のバリエーションにはそれは有りませんでした。ライバルの某社には有るのですが。次のお客さんのためにも開発されることを願っています。

●照明

○玄関灯のイメージは?
 外から帰ってきてほっとする瞬間。それは我が家の明かりが大きく見えてきたときでしょう。でも来客からすると、玄関灯が直接目に入るのは眩しくて気恥ずかしいのではないでしょうか。玄関こそ光源が見えないダウンライトが最適です。暖かく包み込むような光、ステージに立ったようなときめき。ダウンライトを取り付けるには天井(庇)の懐が深くないと取り付けられません。我が家ではバルコニーの一部が庇を兼ねているのでうまく付けられました。問題点としては器具の隙間から夏の虫が入ることがありました。対策が困難で、結局網戸用の網で包んで再度とりつけなおしました。

○器具の種類
 大きく分けて蛍光灯と白熱灯があります。点滅の回数が大きいところには蛍光灯は不向きです。点灯時間があまり長くないところも白熱灯のほうがいいでしょう。うちでは階段の吊り下げ灯に蛍光灯(ボール球)をつけてみましたが、1年半で切れてしまいました。こまめに消せば白熱灯のほうが有利なので今は交換してあります。

●ウォークインクローゼットはいいの?

○衣類の収納には何がある

 押し入れ、壁面収納
箪笥に加えて最近流行のウォークインクローゼットといったところでしょうか。あいている壁面がないのならともかく、人間が通る部分には物は置けないのですからウォークインの一室は無駄です。出入りするたびに埃も積もって行きます。中の棚やハンガーを適切なものを選択して壁面クローゼットを部屋の周囲に設置するのがいいと思います。隣室との防音効果も期待できます。衣類の他に、登山用品・バイク用品等趣味のものまで何でも入ります。

  
←ポイントすると中が見えます。

○靴の収納は玄関脇クローゼット
 大量に入ります。数えると72足くらい。一番下には長靴・ブーツ等隠して置きたい物も玄関ホール内に置けます。ただし上のほうの段は届かないので、普段使わない登山靴とかいれてますが、専用の脚立を用意できればいいかな。端の方には縦長の仕切りがあって、傘やヘルメット・犬の散歩用のウェア等を入れとくのに最適。
  ←ポイントすると中が見えます。

○移動式間仕切りは有効か
 確かに有効でしょうがマイナス面は無いのでしょうか。間取りの形態にもよりますが、せっかく1軒屋を建てるのですから1部屋に2面の窓を取れれば通気・採光とも満足行くはず。防音性能はどうでしょうか。下部には隙間は無いでしょうか。窓とは重なりませんか。出入り口や電源・照明の位置関係は?これらをクリアできないと「間に合わせ」の感じが残るのではないでしょうか。

●浴室暖房乾燥機
 浴室の天井についているこの機械は何かといいますと、換気・暖房・乾燥・送風の四つの機能を持っています。このような機械があるのを知ったのは、安比高原スキー場にあるホテルにスキーパックで泊まった時です。このときはスキーの季節にも関わらず雨降りでしたので、濡れた衣類を浴室内に吊るしてスイッチを入れて置いたら朝までにみんな乾いていました。 家にもあったらいいな〜ということになりました。 従兄がこの機械を作る会社にいましたので、新築祝いにいただくことができました。 風量調節とタイマー設定ができ、時計表示もありますので、給湯風呂釜とあわせて入浴時の時間把握にも役立ちます。
○乾燥機能〜熱源は電熱ですので若干費用はかかるのですが、大量のかさばる衣類を乾かす必要があるときなどに活躍します。
○暖房モードは、冬期に一番風呂に入る時など、室内をあらかじめ暖めておくのに便利です。このときは下の床暖房と併用します。 
○換気は入浴の後に、我が家では室内の壁についた湿気をふき取って置くのですが、さらに換気をすることで効果的に湿度を下げることができます。
○送風(涼風)は夏の蒸し暑いときにシャワーを浴びた時など、扇風機の代わりになります。

右の写真の下部は浴室床下暖房のスイッチで、温度調整が出来てパイロットランプがついています。

●外周りについて

○フェンスはどんな形式にしましょうか
 家の本体を建てるだけで精一杯で、外構工事までは手がまわらない…かもしれませんが、本体が立派であればそれに相応しい塀やフェンスを必要に応じて作ってあげたいものです。ですから予算計画には給排水衛生設備・電気器具・カーテン・家具調度品などと並んで外構工事の分も見ておく必要があります。 いろんな形式の塀やフェンスがありますが、フェンスについて言えば主に縦じまと横じまに分けられるのではないでしょうか。私のおすすめは縦じまです。理由はいくつかあります。
@中を覗かれにくい。写真のように横じまでは外を通る人から、家の様子がよく見えます。縦じまでは真正面に来るまではまったく中は見えませ
ん。
 
 
↑横じまのフェンス例。中が見えます            ↑縦じまの我が家のフェンス。横からは中がまったく見えない。


↑同じく正面からだとむこうが見えます。


A強い。たとえばフェンスの上に人が乗ったことを考えると、横じまでは一番上の部材で全重量を支えなければなりませんが、縦じまでは下部の部材にも応力が分散されて支えることができるので、同様な材料を使った場合には強度がアップします。
B汚れにくい。ほとんどのフェンスが黒色系ですが、横じまではほこりが積もりやすく、汚れが目立ちます。掃除も大変です。
 写真のようなフェンスではなくもっと経済的な塀と兼用のものもあります。その場合の色についてですが、黒色系はフェンスの向こうが良く見えます。逆に白色系はむこうが見えにくくなります。これは動物園のオリなどで経験することですが、黒い檻の中にいる動物は見やすいのに、白っぽい檻ではとても見にくいのです。 自分が外を良く見たいのか、外の人から見えにくくしたいのかによって色の明るさを選んではどうでしょうか。外側が白で内側が黒のフェンスがあればいいのですが。
 塀についてですが、これも各種の構造・素材があります。見栄えと金額はほぼ比例するのですが、その他に汚れの着きにくい構造にすることをお勧めします。ブロック積みの表面に吹き付けをして仕上げるのですが上から雨だれが伝わる場所に汚れの筋ができます。これが数年の間に濃くなって薄汚れた塀になってしまいます。こうならないためには塀の頂部を少し横に張り出す構造にして雨だれが直接塀を伝わって落ちないようにするといいようです。

○家の外壁は
 メーカー製の規格住宅だと外壁の選択はカタログに載っている中からしか選べません。ウチの場合は、1階はレンガ積み風(3階調)とコタタキ柄(3階調)の2種類があり、2階はコタタキ柄(3階調)から選ぶことになりました。 家を建てる検討を始めた頃はよくわからないので、「レンガ造り」というとスッゲーと思ったのですが、今時本物のレンガ積みで作った家はめったにありません。同様に石造り風の外壁の住宅もよくみかけますが、これもパネルを張っただけです。 どうせ中身は軽量鉄骨や木造なのですから、「虚栄」を張ってレンガや石造り風はいやだな…というのが私の意見です。また汚れ対策として、初めから「汚れ色」に一番近い、最も濃い色のコタタキ柄を1・2階とも採用しました。流行もあまり関係ないし、飽きが来なくていいです。
 木造住宅なのに無機質な石組み模様の外壁を貼り付け、屋根は純和風の瓦屋根。その石の外壁から張り出した玄関は木材を露出させて和風の神社風の庇。あまりのアンバランスに見てる方が困ってしまうような造りは避けたいと思います。(これも具体例の写真を用意できるのですが、建て主の勝手だと言えばそのとおりなので掲載は見送ります)


●その他いろいろ
 1.地震だとこうなる
 2003年5月26日の夕方、岩手から宮城にかけて震度6弱の地震がありました。相当数のけが人が出ましたが建物の被害もかなり発生したようです。積水ハウスはつぶれることは無いのですが、軽量鉄骨が「柔軟に」揺れますので屋内のボードの張り合わせ面境界部分にずれが生じます。その結果表面に張ってある壁紙の一部が破れる被害が我が家で発生しました。でも隣の大船渡市などでは内壁がひどくやられた家も多かったそうです。また瓦屋根仕様の家では古い型だと落ちたりの被害があったようです。地震保険を考えたのですが、先ず契約期間を確認する必要があります。そして約款をよく読むと、補償は建物評価額の3%以上の被害金額が発生しないと該当しないことが書かれています。つまり時価1000万の家だと30万円以上の被害が出ないと補償は無いということになります。ま、軽い被害でよかったよかった。
 階段脇の壁紙破れ箇所                   1階ホール壁ドア上部の裂け目

 

2.蛇口の改良
 水道の出る量を調整する蛇口の取っ手は、台所や洗面台はシングルレバーで水温と量の調節が楽です。しかしながらサーモスタット付の蛇口が必要かとなると、実際は給湯器の温度設定で適温(40度くらい)を設定していますので、湯と水が別々でも使用上の支障はありません。 サーモ付の蛇口の値段はご存知でしょうか?ホームセンターでは1万円台で買えますが、建築時の見積書を良く見ると、驚かれるかも知れません。
 我が家では湯と水が個別ハンドルで、出口だけが一緒という所が2箇所あります。温度調整は上記のように困らないのですが、開閉を手先ではなく手首や肘で行ないたい場合がよくあります。 たとえば手を少し濡らしたあとに石鹸をつけて、よくこすった後にすすぎをする場合。途中で一度水を止めてこすれば水の無駄がありませんが、閉操作と開操作が1回ずつ増えますし、泡立った手でハンドルに触れるとそこの洗浄作業も必要になります。 これが写真のようにレバー開閉ハンドルを取り付けておくことによって、手洗い途中でも手首で開閉が簡単にできるようになります。 ハンドルは当初ホームセンターで数百円(1個)を出して購入してみましたが、最近は百円均一でも扱っています。ハンドル長さにはロングとショートがあり、お湯用と水用、さらにはメーカー別対応アダプタも付属しますので困ることはありません。
 洗面台には少し不向きですが使用はできます。      お湯用が数百円。水用が105円。ほとんど同じデザインで違和感ありません。
 

●FAXを買おう!

○百聞は一見にしかず

 間取りや構造の変更に関することはいくら電話で話しても相手に伝わりにくく、誤解が生じやすいものです。家の図面に好きなように書き込んで送ればすぐに分かってもらえます。
 毎日セキスイハウスの営業所に通うほど時間に余裕のある人はいいのですが、細かい打ち合わせは家から電話ですることも多くなります。電話でだけ話してもこちらもあやふやになってしまうことが多くあります。細かいことでも思い立ったら書き留めておいて、それを担当の営業マンにFAXしましょう。先方も人間ですから文書に留めておくに越したことはありません。 また、電話を架けたときに相手がいないと再度架けるのが面倒になって、あとは忘れてしまったりします。相手が不在でもFAXしておけばあとで見てくれます。ウチでは担当の方が夜中の2時に回答のFAXを送ってくれたこともありました。その熱心さも信頼できるかの判断材料になります。

 
大切な打ち合わせが間違いなくできれば、FAXをこのためだけに買っても十分に元が取れます。



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